さすが!?戦火の馬2012年03月18日 22時30分31秒

戦火の馬01

 だいたいは劇場の予告編を見て、面白そうだなと思うと実際に鑑賞してみることが多いのだが、この映画に限っては、劇場に置かれているパンフレット等では見かけたことがあったと思うが、何故か予告編を見る機会はなく、新聞広告と監督がスピルバーグということで多分面白いだろうと推測して実際に鑑賞してみた。

 そもそも戦争物は基本的には嫌いなジャンルに属するのだが、この映画の場合、設定は戦時中ということでも主役が馬ということで、通常の戦争物映画とは違うだろうという想像もあった。果たして、実際に鑑賞してみて面白かった!スピルバーグだからなのかはよくわからないが、まったく時間を気にせず没頭して最初から最後まで鑑賞できた。

 父親が本来なら農耕馬を買わなくてはならないところを妙な意地からサラブレッドの馬を購入してしまい、偶然にも子馬の頃を知っていた少年が懸命に世話をして立派な馬に調教するのだが、戦争が始まったために馬は軍隊に強制的に奪われてしまう。そこからこの主人公の馬は飼い主を変え、戦時中の凄まじい状況下で波乱の現実を体験していく。

 やがて軍隊に入った少年と偶然にも再会した馬は、今は立派な大人になったかつての少年の元にめでたく戻るという展開なのだが、その過程が単に何かひとつのことだけを描くのではなく、飼い主の移り変わりと同時に、馬同士の友情をも描き、また戦争という悲惨なものへの批難をも訴え、それらがうまくかみ合ってストーリーが展開していく。

戦火の馬03

 主人公の馬を世話していた兄弟が軍の命令に背いたために銃殺されてしまう悲惨なシーンがあるかと思えば、傷ついた馬を敵味方にも関わらず、協力して助け出すシーンもある。いろいろな要素が1つの展開の中に盛り込まれている。

 前述した通り、最後はハッピエンドである。これがもし、主人公の馬が死んでしまうような結末なら、もしかしたらそれはそれで号泣すべき感動があるのかもしれないが、この映画の場合は見終えた後、ハッピーエンドで良かったと、しみじみ思えた。苦難の道を乗り越えてきた馬にとって、やはりどこかで力尽きてしまったらあまりにも切ないではないか。

 だから無難にまとめた…という意見もあるかもしれないが、この映画では観客のためにもベストな結末だったと思える。さすがスピルバーグ監督の映画と言うべきなのかはわからないが、見終えた後に清々しさを満喫できる映画だった。

 他サイトでのレビューを読むと、いろいろ意見があり、批判的内容のものも見受けられるが、それはそれでいいのではないか?と思う。好みや感じ方は十人十色だし、部分的な細かな分析や設定等はとりあえず、面白いと思ったものは面白い…映画の感想ならずともレビューはそれでいいのではないだろうかと思う。

戦火の馬02

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